
初詣、また春秋の大祭で賑う明治神宮。明治神宮がなぜできたかご存じですか。
それはちょうど100年前、明治天皇がお亡くなりになったその日の、人々の悲しみの心、明治天皇をお慕いする心から始まったのです。
明治天皇は、明治維新という激動期、わずか14歳(数え16歳)で天皇になられました。
| 践祚(せんそ=天皇の位に就かれる)慶応3年1月9日 |
明治元年には五箇條の国是を神々に誓いました。
廃藩置県、学制発布、鉄道・電信・電話の開通など次々に新しい施策を、先頭になってご推進されました。明治22年にはアジアで初の近代憲法・大日本帝国憲法を発布しました。
翌年には帝国議会の開設、教育勅語を渙発されました。そして日清・日露戦争。明治天皇は、あくまでも世界の平和を願っておられましたが、やむなく戦争が始まりました。戦地の兵士を思って、冬はストーブを取り外され、夏は団扇もお使いになりませんでした。そして、世界の大国を破り、日本の国威を発揚したのです。
| 対露宣戦布告御前会議(ロシアと開戦を決定) 明治37年2月4日 |
つねに国民を思われた明治天皇を敬う国民の心もまた、熱いものがありました。ご病気が発表されると、多くの人が二重橋前までやってきて、ご平癒をお祈りしたのでした。
その祈りもむなしく明治45年7月30日にお隠れになると、すぐにご神霊を未来永劫まつるために、永遠の杜をつくろうと考え、「東京に神宮を」との声があがりました。そして明治神宮が創建されることになったのです。
現在の代々木の杜は、緑豊かで静謐な空間をたたえ、国の内外から数多くの人が参拝に訪れています。
明治神宮では、御命日である本年7月30日、明治天皇百年祭が行われます。これにあわせて夜間参拝やさまざまな催しが企画されています。
※掲載の絵画は明治神宮外苑「聖徳記念絵画館」でご覧になれます。

正参道で明治天皇百年祭記念パネル展「―維新、そして近代化へ― 明治天皇の御生涯」を開催中です。
明治天皇は、つねに国と国民の上を思われ、また世界の国々の平和を祈られつつ、日本を近代国家へと導かれました。
このパネル展を通して、国民と苦楽を共にしながら国づくりに尽くされた明治天皇の御事蹟を知っていただければ幸いです。
どなたでも無料でご覧いただけます。
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