みがかずば玉も鏡も何かせむ まなびの道もかくこそありけれ
の御歌を御下賜になり、これが同校の校歌となっています。また「金剛石」の唱歌は、御自らのご作詞で華族女学校に下賜されたものです。
昭憲皇太后さまの博愛と仁慈のご事蹟は、まさに先覚者的な役割を果たされたと申すべきでありましょう。日本赤十字社や慈恵会については、創立の当初からお力をそそがれ、また福田会育児院、岡山孤児院などの養護事業にも、やさしい御手をさしのべられました。
朝ごとにむかふ鏡のくもりなく あらまほしきは心なりけり
高山のかげをうつしてゆく水の ひききにつくを心ともがな
これらの御歌によって、皇太后さまが清明にして謙虚な日常のご修養の中にも、正義に対する確固たるご自信、そして明治天皇さまと同じく、全ては「誠」にはじまるとされる尊い御心を拝することができます。