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インタビュー「いま、伝えたいこころの美。」辰巳芳子(料理家)




 真の豊かさとは何か? 今伝えるべき大切なこととは? 命を健やかに育むため、様々な活動をなされている辰巳先生にお話をお伺い致しました。

……略……
辰巳 しかし、せっかくその心(自然への感謝の念、先人の智恵=※編者注)が伝えられても、さらに自然破壊が進んだらどうなるか。もし目の前においしそうに見えるものがあっても、本当は命を損なうものだとなると、すべてにおいて希望がなくなりますよ。「食」は「命」を育む根本だから。人間の希望を根底から奪ってしまう。だから、犯罪はもっと増えるだろうし、人心の荒廃も手のつけようがなくなると思います。

神道では、すべてのものに神が宿るといいますね。それは、言い換えれば、この世界に真心のこもっていない存在はないということだと思います。

「すべてのものには真心が宿る すべてのものはかけがえのないもの」という、神道の世界観をより多くの方に知っていただきたいと思います。それは、今やしかるべき生命科学の分野の方にも裏付けしてもらえることだと思います。自分の命を有り難い、人さまの命も有り難い、ものの命も有り難いと思って、毎日毎日、ああ幸せだと思う。そんな明るい心で生きてゆける明日をつくるために、私たちは、もっと、自分の命の来し方を確認して、この風土によって育まれてきた大切なことを伝えてゆくべきだと思います。



※インタビュー抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、崇敬会にご入会下さい[崇敬会入会はこちら]

たつみ よしこ
大正13年、東京生れ。聖心女子学院卒業。調理研究家の草分け的存在だった母・浜子の傍らで家庭料理を学ぶ一方、独自にフランス、イタリア、スペイン料理の研鑽も重ね、食と命のかかわりについて提言し続けている。NPO「良い食材を伝える会」代表理事。著書に『あなたのために いのちを支えるスープ』『いのちの食卓』『手しおにかけた私の料理』『味覚日乗』『味覚旬月』など多数。



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