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インタビュー「日本のかたちにこめられたもの」 隈研吾(建築家)
 人と自然と技術との新しい関係を切り拓く建築を提案し、世界から注目を集めている隈研吾先生にお話をお伺いしました。

環境思想が息づく日本
― 先生が設計されたサントリー美術館は最先端技術と古きよき伝統が調和していて、本当に心が鎮(しず)まる空間ですね。

隈 日本の伝統的な技術は、非常に合理的です。そして、その裏には「物を大事にする」という環境思想が息づいている。これが今の時代にすごくフィットしていると思うんですね。

 たとえば「スシ」に代表される日本食が世界で人気ですが、それはおいしいというだけではなくて、材料を大事にするとか、身体にいいとか、環境思想が奥にあるから評価されているのだと思います。

 実はデザインにはもっと深い環境思想があって、たとえば地球の温暖化といったものに対する解決も日本のデザインの中にあるかもしれない。それをここ十年くらい、世界の人々が気づき始めてきています。

 今回、サントリー美術館で採用した無双(むそう)格子(こうし)は、日本の伝統的な技術の一つで、光や風をその時々の状況に応じて調節できるものです。空調機で無闇に冷やしたり暖めたりするのは、そもそも環境への恩恵の念が欠けた技術です。絶えず変わる気候に合わせる、それが日本の智恵です。

※インタビュー抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、崇敬会にご入会下さい
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くま けんご
昭和29年生まれ。東京大学工学部大学院終了。コロンビア大学客員研究員などを経て、現在、隈研吾建築都市設計事務所代表。慶應義塾大学教授。著書に『負ける建築』『新・建築入門』『10宅論』『建築的欲望の終焉』等。



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