「五箇條の御誓文」の内容は、いま読んでもまったく違和感ありません。皆で相談しなさい、身分の上下に関わらず、議論は大いに言って問題を解決しなさい、古い考えにとらわれず、世界に通ずる道理を大切にしなさい、視野は海外に広げなさい、という考えであり、民主主義の根幹をおさえています。
これは、それまでの日本社会と異質のものを表現したものはなく、連綿と日本社会の根幹であった価値観を、そのまま文字にしたものなのですね。
(中略)
戦後、日本で行われた教育では、アメリカが民主主義をもたらしたと教えました。私もそう教わってきました。民主主義は日本が自ら勝ち取ったものではなくて、与えられたのもだ、と。でも、実はアメリカよりもずっと前から日本の社会は民主主義的な国家運営、社会運営をしていたことを示しています。
(後略)
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