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岩倉使節団「武士道精神(サムライ・マインド)」に学べ
―いまこそ維新百四十年を総括すべき時
泉 三郎(岩倉使節団研究家)
 ―当時の人々には大きな使命感とそれを果たしていこうという気概があったのですね。

 明治の日本で重要なのはサムライという階級がいたことです。公のために命をかけて働く。国の危機に何かしなくてはいけないという使命感、責任感。だから向こうに行って懸命に学ぼうとする。摂取するものは摂取する。しかし、まねるべきでないものはまねない。西洋を見て最も違和感があったのがキリスト教、そして男女・夫婦・親子の関係。つまり個人主義です。それから礼節の問題。アメリカは当時まだ中進国だったので、アメリカ人を見ていると日本人の方が道義や文化レベルは上だと自信を持った。

 そして、欧米諸国の人たちはお金のために働く。久米邦武から言えば「概して言えば西洋諸国は町人国家である」と。つまり精神的あるいは文化的な意味では日本の方がむしろ勝っている、そう思うんですね。当時、日本には「この際すっかり西洋にならってしまえ」という過激な若者たちがいました。国語を英語にしたり、キリスト教になってしまえ、と。しかしその必要はない、西洋の技術などは取り入れるけれども、日本のよさ、神道をベースとした仏教、儒教を丸めて薬にしたような「日本教」がある。この日本のよさは守らなくてはいけない、と使節団は考えた。

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いずみ さぶろう
昭和10年、東京都出身。一橋大学経済学部卒。『米欧回覧実記』に出会って研究を始め、使節団の道筋をたどる旅を続ける。『明治4年のアンバッサドル』(日本経済新聞出版社)、『堂々たる日本人』(祥伝社黄金文庫)など著書のほか、DVD『岩倉使使節団の米欧回覧』(慶応義塾大学出版会)の制作や、「米欧回覧の会」を主催して国内外で講演活動を実施。在学中、石原慎太郎氏らと6カ月にわたり南米大陸横断のスクーター旅行も。5月にPHP研究所より『誇り高き日本人―国の運命を背負った岩倉使節団の物語』を刊行した。を設立。



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