お茶はあらゆる宗教の実践の場
私は禅僧で、寺も持っていますが、代々が明治神宮でも献茶をさせていただいておりますし、お寺でも、外国の教会でも、どんな場所でも神仏にお茶を捧げ御祈りします。ありがたいことです。お茶はあらゆる宗教の実践の場なのです。まずは神仏にお茶を捧げてから人にすすめ自分も頂戴する、その心を知ることから実践の場が始まるのです。
お茶の精神は「和敬静寂」です。「清」は単なる「清らか」ではなくて、浄化するということです。「寂」は、消えていくのではなくて、今日の腹ごしらえ、不動の信念をいいます。ですから「和する」のも、相手の心も和さないといけない。人間はみんな一緒なのですから、みんなに礼を尽くす。少しでも清らかに、少しでも清らかになるために茶室の入口には蹲(つくばい)があり、そこで清めます。
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