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聖蹟を歩く―明治天皇のご事績を絵画と聖蹟でたどる―
第三回 明治五年九州・西国巡幸

打越 孝明(明治神宮国際神道文化研究所主任研究員)



  明治四年(一八七一)、江戸時代以来の藩が廃されて県が置かれ(廃藩置県)、明治日本は天皇を中心とする新しい政治体制へ名実ともに移行しました。

  翌五年五月、天皇は九州・西国方面への巡幸に出発されます。全国各地を巡って国民の生活を間近にご覧になることは、新しい時代を担われる青年天皇にとって必須のこととされたのでした。御年十九歳のことです。

  巡幸の期間は、五月二十三日から七月十二日までの四十九日間です。明治三年熊本藩から献納された軍艦龍驤に乗艦して東京を出発し、鳥羽で下船して伊勢の神宮に親拝されました。その後、海路で大阪へ向かい、京都に滞在したのち瀬戸内海を西へ航海して下関を視察、長崎を経て、熊本、鹿児島と巡られました。帰路は、香川の丸亀および神戸を経て横浜に上陸、開業前の鉄道に乗車して東京に還幸されました。巡幸の供奉員は西郷隆盛のほか、宮内省の徳大寺実則、陸軍省の西郷従道、海軍省の川村純義らが務めています。


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うちこし たかあき
昭和三十五年、茨城県水戸市生まれ。早大大学院に学び、同大学助手や大倉精神文化研究所専任研究員などを経て、現在明治神宮国際神道文化研究所主任研究員および早大非常勤講師を務める。共編著に『日本主義的学生思想運動資料集成・・・』や『大倉邦彦の『感想』―魂を刻んだ随想録―』、論文に「明治天皇崩御と御製 上・下」(『復刊明治聖徳記念学会紀要』25・26)などがある。



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