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聖蹟を歩く 第9回 明治11年北陸・東海道巡幸(3)
打越 孝明
 巡幸路は再び海沿いに戻り、天皇はこの日の行在所である曹洞宗の名立寺(みょうりゅうじ)に到着されました。雨の中、奉迎のために近郷近在から集まった人々で町は溢れんばかりでした。現在、名立寺の表門には「明治天皇御聖跡」の標札が掛けられ、境内には文部省の聖蹟碑が残されています。寺の話では、再建された現在の本堂、配置された庭石などが巡幸当時の面影を伝えているといいます。
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うちこし たかあき

昭和35年、茨城県水戸市生まれ。早大大学院に学び、同大学助手や大倉精神文化研究所専任研究員などを経て、現在明治神 宮国際神道文化研究所主任研究員および早大非常勤講師を務める。共編著に『日本主義的学生思想運動資料集成T・U』や『大倉邦彦の『感想』―魂を刻んだ随 想録―』、論文に「明治天皇崩御と御製 上・下」(『復刊明治聖徳記念学会紀要』25・26)などがある。

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