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聖蹟を歩く 第13回 明治11年北陸・東海道巡幸(7)
打越 孝明(明治神宮国際神道文化研究所 主任研究員)
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 福田寺(浄土真宗本願寺派)が次の小休地です。今の米原市域に位置します。北国街道に面した参道入口には「明治天皇聖跡」碑(昭和11年建立)が聳え立ちます。碑文は、明治神宮の有馬良橘宮司(第三代)の揮毫です。巡幸のときの住職夫人は皇后(昭憲皇太后)の従姉妹で、寺伝によると夫人は解体が進められつつあった彦根城の保存を天皇に願い出られた、といいます。結局、幕末の大老井伊直弼の居城として知られる彦根城は、巡幸に供奉していた大隈重信の進言などにより、保存されることになりました。
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打越 孝明(うちこし・たかあき)

昭和35年、茨城県水戸市生まれ。早大大学院に学び、同大学助手や大倉精神文化研究所専任研究員などを経て、現在明治神宮国際神道文化研究所主任研究員および早大非常勤講師を務める。著書に『絵画と聖蹟でたどる明治天皇のご生涯』、共編著に『日本主義的学生思想運動資料集成T・U』や『大倉邦彦の『感想』―魂を刻んだ随想録―』、論文に「明治天皇崩御と御製 上・下」(『復刊明治聖徳記念学会紀要』25・26)などがある。

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