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時代が変わっても変わることのない和歌の伝統
宮内庁書陵部図書調査室 豊田恵子研究員に聴く
 
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日常としての和歌
編集部:明治天皇、そして昭憲皇太后も、驚くほど多くの和歌を詠まれていますが、どうしてこれほどまでに、と現代の私共は考えるのですが。
豊田:それはわからないのですけれども、生活の中に和歌があるのが当然のことだったので、意識して詠もうというものではなかったのではないでしょうか。明治天皇は月次(つきなみ)会とか臨時の会だけでなく、毎日のように臣下や女官、皇后へも題を下賜しているのですね。毎日、歌に囲まれて生活されている。これはもう、努力ではなく、日常であり、生活の一部ではなかったのかと。
 高ア正風の回顧録で読んだのですが、明治天皇のお詠みになるのが多いので、「もう少し絞って詠まれたらどうですか」と言うのですが、明治天皇は「うふふ」と笑って、その後も同じように詠まれた、と。楽しみだったのだと思います。そうでないとあんなに多くは詠めなかったと思うのですよね。
 よく、大きな出来事があって、詠む歌が増えた、と言われますが、個人的にはどうかなと思っています。出来事が起きる前も詠まれていて、ある出来事が起こって、それに対する和歌が増える、というのはわかりますが、そのことをきっかけに恒常的に増えていく、ということはないのではと思います。公に出ていないだけで、詠まれていたと思うのです。
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