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代々木の杜のクモのはなし
小野 展嗣(国立科学博物館 研究主幹)
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差があるクモのイメージ 欧米は「編み物上手な少女」

 日本では、とにかくクモが嫌い!という方が多いのですが、西洋では、クモは「編み物が上手な少女」のイメージです。原典はギリシャ神話。その少女の名前を「アラクネ」といい、それがクモ類の学名「アラクニダ」の語源となっています。英語でも女性形で、heではなくsheで受けます。ですから、スパイダーマンは異例のヒーローと言えるでしょう。
 日本の古典では古事記、日本書紀に出てくる土蜘蛛がもとになっておりまして、一説には朝廷に刃向かった地方豪族らしいのですけれども、最初から「悪者」というレッテルを貼られています。能でも「土蜘蛛」の面の「しかみ」がいちばん恐ろしい。平家の怨霊がのり移って人を苦しめる妖怪(蜘蛛)を源頼光が退治するというストーリーです。
 でも、実際は、そんなに悪い生き物ではないのです。日本でスズメバチなどに刺されて亡くなる人が年間20人くらいいますが、クモの刺咬(しこう)による死亡は有史以来まだ一例もありません。
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小野 展嗣(おの・ひろつぐ)

昭和29年、神奈川県生まれ。国立科学博物館動物研究部研究主幹、九州大学大学院客員教授。理学博士(京都大学)。アジアクモ学会前会長。ワールド・スパイダーカタログ編集委員。『クモ学・摩訶不思議な八本脚の世界』(東海大学出版会)、『動物学ラテン語辞典』(ぎょうせい)、『危ない生き物図鑑』(監修/PHP研究所)など著書多数。

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