明治神宮ロゴ
明治神宮関連書籍
代々木の杜のはなし
岩槻 邦男(植物学者)
写真
『万葉集』に見る日本人の性格

 例えば、日本の古典『万葉集』は、民俗学的に言っても植生学的に言っても、こんな貴重な資料は世界のどこにもないものです。
 万葉集には、自然を素直に詠んだ歌が圧倒的に多い。世界には、貴重な古典はたくさんありますが、野生の植物についてはほとんど書かれていない。古代ギリシャの『イーリアス』『オデッセイア』を見ても、食事などに使う植物の名が時々出てくる程度です。しかも諸外国の古典は、軍人とか詩人など特殊な人が書いている。でも万葉集は「詠み人知らず」とか「防人の歌」とか、名前も記録に残らないような人から天皇陛下まで。さらに都(みやこ)だけでなく日本各地の人が詠んでいます。日本人が自然をどう思っていたのか、8世紀頃、日本列島の植物がどう人と関わっていたかということが読み取れるのです。
※記事抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、崇敬会にご入会下さい
[崇敬会入会はこちら]

岩槻 邦男(いわつき・くにお)

昭和9年、兵庫県出身。東京大学名誉教授。京都大学大学院理学研究科修了、理学博士。京都大学教授、東京大学付属植物園長、兵庫県立人と自然の博物館館長などを歴任。日本学士院エジンバラ公賞、R.アラートン賞ら受賞。文化功労者。『植物からの警告』(NHKブックス)、『生命系―生物多様性の新しい考え』(岩波書店)、『桜がなくなる日』(平凡社新書)など著書多数。

[「代々木」トップに戻る]


サイトマップ お問い合わせ Q&A 明治神宮外苑 明治神宮の結婚式 刊行物の御案内 崇敬会について 武道場 至誠館 国際神道文化研究所 宝物殿 明治神宮へのアクセス 明治神宮の自然、みどころ ご参拝されるかたへ 祭典と行事明治神宮とは トップページへ