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聖蹟を歩く 第21回 明治13年甲州・東山道巡幸(5)
打越 孝明(明治神宮国際神道文化研究所主任研究員)
写真
(上松町)寝覚の床
寝覚の床

 「峡谷に臨み、断崖絶壁の上」(『明治天皇紀』)に位置する寝覚山臨川寺(臨済宗妙心寺派)の下を木曽川の清流が流れています。そこには浦島太郎の伝説の舞台であり、巨大な奇岩で有名な景勝地「寝覚の床」が広がります(写真)。明治天皇は、小休所の臨川寺境内から「寝覚の床」を見下ろされました。境内には「明治天皇御駐輦趾」碑(大正15年建立)が設けられています。題字を書いたのは、内閣総理大臣を務めた若槻礼次郎です。
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打越 孝明(うちこし・たかあき)

昭和35年、茨城県水戸市生まれ。早大大学院に学び、同大学助手や大倉精神文化研究所専任研究員などを経て、現在明治神宮国際神道文化研究所主任研究員および早大非常勤講師を務める。著書に『絵画と聖蹟でたどる明治天皇のご生涯』、共編著に『日本主義的学生思想運動資料集成T・U』や『大倉邦彦の『感想』―魂を刻んだ随想録―』、論文に「明治天皇崩御と御製 上・下」(『復刊明治聖徳記念学会紀要』25・26)などがある。

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