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聖蹟を歩く 第27回 明治14年北海道・秋田・山形巡幸(1)
打越 孝明(明治神宮国際神道文化研究所主任研究員)
写真
(草加市)高層マンション「ブリリア草加グランスイート」の前に「明治天皇草加行在所」碑(昭和9年)の複製が設置されている
埼玉県巡幸

 7月30日午前、皇居を明治天皇は発ち、皇后(昭憲皇太后)ならびに英照皇太后とともに、千住(今の足立区)まで進み、お昼を召されました。
 午後、皇后と皇太后のお見送りを受け、天皇は長い巡幸の旅路につかれたのです。
 毛長川を渡ると埼玉県草加市に入り、ご宿泊になった草加行在所の大川宅(草加市)跡に至ります。現在、住吉町のバス停近くの高層マンションが建っている場所です(写真@)。近年まで現地に遺されていた大川宅の建物は移築・再生され、加須市の「童謡のふる里おおとね図書館」の建物として、今も活用されています。草加市立歴史民俗資料館には、大川宅の復元模型(平成14年制作)や建物の写真が展示されています。
 31日は、草加から幸手行在所(中村宅)へ至る道筋です。
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打越 孝明(うちこし・たかあき)

昭和35年、茨城県水戸市生まれ。早大大学院に学び、同大学助手や大倉精神文化研究所専任研究員などを経て、現在明治神宮国際神道文化研究所主任研究員および早大非常勤講師を務める。著書に『絵画と聖蹟でたどる明治天皇のご生涯』、共編著に『日本主義的学生思想運動資料集成T・U』や『大倉邦彦の『感想』―魂を刻んだ随想録―』、論文に「明治天皇崩御と御製 上・下」(『復刊明治聖徳記念学会紀要』25・26)などがある。

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