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大太鼓は「だだいこ」と呼びます。舞楽に用いる太鼓です。向かって右側の太鼓を「左方(さほう)の太鼓」(左太鼓)、左側を「右方(うほう)の太鼓」(右太鼓)と称します。
次に各部分の名称ですが、先ずてっぺんにある飾りは「日形」(ひがた)と呼びます。また輪状に放射している部分は「御光」です。左方(右側)は「日」(日像)を表していて色は金色、右方(左側)は「月」(月像)を表していて色は銀色です。
次にまわりが炎のようになっている部分を「火焔」(かえん)といいます。この火焔の形から大太鼓は別名「火焔太鼓」(かえんだいこ)とも呼ばれています。そして火焔の上部の下にある頭がとがっている三つの丸い形をしたのは「宝珠」(ほうしゅ)といい仏教的な飾り物です。左右の太鼓にはそれぞれ龍(左太鼓)と鳳凰(右太鼓)が描かれています。龍や鳳凰※は中国ではともにめでたい動物であり、龍を男性、鳳凰を女性の象徴として古来より様々な装飾に描かれてきました。
次に太鼓の中心に渦巻の文様が描かれています。またその外側には剣先のような文様があります。渦巻の文様は「巴」(ともえ)といい、この巴紋と外側の剣を合わせた文様を「剣巴」(けんどもえ)と呼ばれています。そして左方の太鼓には三巴(巴が三つあるから)で左巴(左側に渦が巻いているから)、右方の太鼓には二巴(巴が二つだから)で右巴(右側に渦が巻いているから)ですのでおぼえておきましょう。下地で渦を巻いているのは雲をかたどった「雲形」(うんけい)です。 |
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※鳳凰
(ほうおう) |
古来中国で麟(りん)・亀・龍と共に四瑞として尊ばれた想像上の瑞鳥。聖徳の天子の兆しとして現れると伝えられる。。 |
| ※四神 |
四方の神、すなわち東は青龍・西は白虎・南は珠雀・北は玄武の称。(四獣) |
| ※四霊 |
中国で神聖視される架空の動物、麒麟・鳳凰・亀・龍 |
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