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寄稿「私と武道」

 私が高校時代、合気道を始めたのは、なんとなく日本っぽいことをしてみたいという理由からだった。それから15年近く、時には稽古に行かなかったり、時には集中して通ったり、気まぐれな稽古をしてきた。それでもなぜ今まで合気道を続けてきたのか。たくさんの理由がある。でも、何より忘れられない瞬間があるのだ。

 大学時代、かなりの期間稽古を休んだあと日曜日に稽古に行った。木々の間から道場が見えて、子ども達と先生方が稽古をしている声がした。そのとき突然、そこに一つのゆるぎないときの流れがあるのを感じて、なぜかとてもほっとしたのだ。自分に何があっても、悩んでいても、腐っていても、道場にはそれには関わりなく流れる時間があって、稽古を指導する先生がいて、それを学ぶ門人がいる。7月から2年間アフリカに行くことに決めた。ニジェールという国の子どもたちと関わる。未知の国に対する不安で気持ちが揺れることもあったが、今はとにかく行こうと決めた。

 ”覚悟する”――。これは至誠館で学んだ大切なことの一つである。ニジェールでの様々な場面でいろんな意味での覚悟が必要となる。自分の覚悟に責任を持てるか、ニジェールでの生活の中でこそ合気道を続けてきた自分に、悔しく、情けない気持ちを何度も抱くだろう。ニジェールで自分の中にある合気道の意味をもう一度見つめなおしてこようと思う。

 挨拶できずにお別れした方もたくさんいるのですが、帰ってきたときにまた一緒に稽古ができることを願っています。皆さんと過ごした時間は私にとって大きな力です。たくさんの応援ありがとうございます。

いってきます!


つるお・さちこ = 平成2年入門。武道研修科で合気道(三段)と鹿島神流を学ぶ。 本年7月よりJICA海外青年協力隊員としてアフリカのニジェー ルに赴任、児童教育の専門知識と体験を生かして現地の児童教育支援活動に従事している。

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