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【平成25年】

新年号

『代々木』は、明治神宮・明治神宮崇敬会が発行する季刊誌です。

我が国の美しい伝統精神を未来に伝えるため、昭和35年より刊行をつづけております。

明治神宮崇敬会の皆様にお送りしております。

 

[明治神宮崇敬会のお申込み]

世界の宝 伊勢神宮
世界の宝 伊勢神宮

その日のことは今でも克明に記憶している。伊勢神宮の外宮(げくう)を訪れた時、土宮や風宮などの自然や自然現象が名付けられたお宮を見た時、私の探していた大切なものに巡り合えたのだと直感した。そして、内宮(ないくう)の御垣内(みかきうち)に正式参拝させていただいた時、大きな光に包まれたような気持ちがして、自然に奥の方から涙が湧き上がった。それ以来、伊勢神宮を撮影させていただいている。

 

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稲田 美織(いなた・みおり)

ハーバード大学、NY工科大学、MOMA、イスラエル美術館、モナコ公国日本庭園、ワシントンDC・HILLYER ART SPACE、上海・森ビルなど、世界中で展覧会を開催する。著書に『水と森の聖地、伊勢神宮』『聖地へ』(共に武田ランダムハウス刊)。

皇家第一の重事、神宮無双の大営
皇家第一の重事、神宮無双の大営

鎮地祭(平成20年4月)

<遷宮はよく伊勢の神宮恒例祭中最も重んじられる神嘗祭(かんなめさい、毎年10月に斎行)の規模をさらに大きくした「大神嘗祭」ともいわれるが、遷宮を人の暮らしを支える3つの要素である「衣食住」に例えて説明するならば、20年に一度、御装束神宝をととのえ(衣)、社殿を新たにし(住)、大御神に新宮へのご遷幸を請いまつり、神嘗祭つまり初穂を以てととのえられた神饌を供進(きょうしん)して(食)、衣食住のすべてがととのった上で大御神のさらなる御稜威(みいつ)が増し輝くことをお祈りする祭りともいえよう。

(略)

伊勢の神宮における明治天皇の数ある御事績の中でも次の2つはとりわけ重要であろう。まず1つ目は明治2年に御歴代ではじめて伊勢の神宮に直接御親拝になられ、その先例を開かれたことである。

 

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吉川 竜実(神宮権禰宜 広報課長)

明治神宮と私
明治神宮と私

藤井 フミヤ(歌手)

いまでも、平日にお参りして御社殿の近くにある椅子に一時間くらい座っていたりします。そうすると、抱えてた問題が解決してしまう。心地いいんです。今回の奉納コンサートでは、ヒット祈願をしてヒットした曲を歌うことができて、お礼参りにもなりました。

 

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藤井 フミヤ(ふじい・ふみや)

昭和37年、福岡県出身。同58年、「チェッカーズ」としてデビュー。平成5年、ソロ活動を始め、同年にリリースした『トゥルー・ラブ』が大ヒットとなる。同19年、第62回神宮式年遷宮奉賛歌『鎮守の里』を作詞・作曲。奈良県の橿原神宮で奉納コンサートを行っている。

聖蹟を歩く 第12回 明治11年北陸・東海道巡幸(6)
聖蹟を歩く 第12回 明治11年北陸・東海道巡幸(6)

現在、松原には勝海舟(かつかいしゅう)の漢詩碑(明治24年建立)が残され、敦賀市教育委員会の標示には、漢詩の意味として「ここは、かつて明治天皇がお乗物をとどめて景色をご覧になられたところである。国民は明治の善政をよろこんでいる。松風の音はあたかも音楽を奏でているようであり、波の音もこれに調子を合わせて、まさに洋々たる日本の前途を祝福しているようである」と解説されています。一帯は、大正8年(1919)に皇太子(のちの昭和天皇)の御成年式を記念して造成された運動場です。

 

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打越 孝明(うちこし・たかあき)

昭和35年、茨城県水戸市生まれ。早大大学院に学び、同大学助手や大倉精神文化研究所専任研究員などを経て、現在明治神宮国際神道文化研究所主任研究員および早大非常勤講師を務める。著書に『絵画と聖蹟でたどる明治天皇のご生涯』、共編著に『日本主義的学生思想運動資料集成Ⅰ・Ⅱ』や『大倉邦彦の『感想』―魂を刻んだ随想録―』、論文に「明治天皇崩御と御製 上・下」(『復刊明治聖徳記念学会紀要』25・26)などがある。