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【令和4年】

新年号

 『代々木』は、明治神宮・明治神宮崇敬会が発行する季刊誌です。我が国の美しい伝統精神を未来に伝えるため、昭和35年より刊行をつづけております。明治神宮崇敬会の皆様にお送りしております。

 [明治神宮崇敬会のお申込み]

 

・ 和歌のおみくじ「大御心」――神と人の「心」をつなぐ 平野多恵(成蹊大学教授)

 

・ 明治神宮と私 松井誠一(原宿表参道欅会理事長)

 

[連載]聖蹟を歩く 第44回 打越孝明(明治神宮国際神道文化研究所主任研究員)

 

 

 

・ 和歌のおみくじ「大御心」――神と人の「心」をつなぐ 平野多恵(成蹊大学教授)
・ 和歌のおみくじ「大御心」――神と人の「心」をつなぐ 平野多恵(成蹊大学教授)

吉凶のないおみくじ

 和歌みくじのルーツをたどると、神々の歌にさかのぼります。それは現代のおみくじのように、あらかじめ決まった吉凶を示すものではありませんでした。

 明治神宮の和歌みくじ「大御心(おおみごころ)」も吉凶がありません。御祭神である明治天皇と昭憲皇太后の御製(ぎょせい)・御歌(みうた)を表面に示し、その意味と解釈を裏面に記しています。御祭神の歌を伝えることを旨として、一般的なおみくじに見られる「学問」や「縁談」などの項目もありません。

 このような和歌みくじのありかたは、神が和歌を詠み、神から人へのお告げが和歌で示されてきた日本の伝統をふまえています。

 

 

 

※記事抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、[崇敬会にご入会下さい]

 

・ 明治神宮と私 松井誠一(原宿表参道欅会理事長)
・ 明治神宮と私 松井誠一(原宿表参道欅会理事長)

「環境」と「景観」を守ることこそ神宮と表参道を大切にする心を育む

 明治神宮には、南・北・西に三カ所の入口があります。それぞれの地元商店街では、明治神宮の例祭やお正月には国旗と提灯などを掲げ、奉祝のまごころを表していただいています。南口につながる表参道は、明治神宮の“表の参道”として、青山一丁目を起点として明治神宮創建時につくられた道路。

 いまや、外国の高級ブランド店が軒を連ねるファッションの街として有名ですが、この街の商店街振興組合である原宿表参道欅会は、明治神宮の周年事業に際してもさまざまな協力をしてくださっています。同会理事長・松井誠一氏にお話を伺いました。

 

 

※記事抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、[崇敬会にご入会下さい]

 

 

 

・ [連載]聖蹟を歩く 第44回 打越孝明(明治神宮国際神道文化研究所主任研究員)
・ [連載]聖蹟を歩く 第44回 打越孝明(明治神宮国際神道文化研究所主任研究員)

■秋田市街地へ向けて

 明治14年(1881)9月16日、東京を発ってから49日目、天皇は雄物川(おものがわ)河口の土崎港(つちざきみなと)の行在所(あんざいしょ)を発ち、旧羽州(うしゅう)街道を南下して秋田の市街地へ向かわれました。 寺内野立所(のだちしょ)では、旧秋田藩士などによって撃剣・槍術・柔術が披露され、跡地の秋田県護国神社には(寺内大畑513)、境内に「明治天皇御休憩所」碑が設けられました。次の八橋(やばせ)小休所(秋田県第一勧業場)において、天皇は地元で育てられた馬を始めとする物産の品評会をご覧になりました。

 

※記事抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、[崇敬会にご入会下さい]