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【令和6年】

新年号

 

『代々木』は、明治神宮・明治神宮崇敬会が発行する季刊誌です。我が国の美しい伝統精神を未来に伝えるため、昭和35年より刊行をつづけております。明治神宮崇敬会の皆様にお送りしております。

 [明治神宮崇敬会のお申込み]

 

昭憲皇太后百十年祭記念国際シンポジウムを開催

 「大礼服プロジェクト」 今泉宜子(明治神宮国際神道文化研究所主任研究員)  

 

 大使が見た日本と明治神宮 英国

 ジュリア・ロングボトム大使閣下

 

・ 明治神宮武道場 至誠館開設五十周年

 

[明治の気概]福島安正 岡田幹彦(日本政策研究センター主任研究員)

 

・ 昭憲皇太后百十年祭記念国際シンポジウムを開催「大礼服プロジェクト」 今泉宜子(明治神宮国際神道文化研究所主任研究員)
・ 昭憲皇太后百十年祭記念国際シンポジウムを開催「大礼服プロジェクト」 今泉宜子(明治神宮国際神道文化研究所主任研究員)

 

明治神宮では、昭憲皇太后がお召しになった現存する最古の大礼服(大聖寺=だいじょうじ=所蔵)の修復と研究事業に、平成30年から参画してきた。4月に開催する特別展では、修復を終えた大礼服を立体で展示し、これまでの成果を披露する。また、展覧会初日には、プロジェクトに携わった国内外の研究者および修復の専門家が一堂に集う、国際シンポジウムを開催の予定だ。本稿では、プロジェクトの実行委員という立場で現場に関わる機会を得た一人として、修復を支えるプロフェッショナルたちの多彩な顔ぶれとその奮闘ぶりをお伝えしたい。

 

 

※記事抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、[崇敬会にご入会下さい]

・ 大使が見た日本と明治神宮 英国  ジュリア・ロングボトム大使閣下
・ 大使が見た日本と明治神宮 英国   ジュリア・ロングボトム大使閣下

 

英国と日本との絆~王室と皇室~

 

——明治時代初期、岩倉使節団が欧米に派遣されました。まさに西洋諸国を見聞して「変化」を迫られ、同時に日本のアイデンティティーを強く意識した時代でもありました。英国とは同盟関係を結び、また、王室・皇室間の勲章の授与は明治天皇が嚆矢となりました。天皇皇后両陛下も英国に留学されています。

 

 

 王室は英国を象徴する大切な存在です。特に外交官にとっては、「国王(女王)陛下の外交官(H.M. Diplomat)」という言い方があるほど、尊崇と誇りを持っている存在です。常に、国王陛下の代理人として行動し・・・(略)

 

 

※記事抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、[崇敬会にご入会下さい]

・ 明治神宮武道場 至誠館開設五十周年
・ 明治神宮武道場 至誠館開設五十周年

 

奉告祭と奉納演武

 

 明治神宮武道場「至誠館」が五十周年を迎え、10月8日に奉告祭ならびに記念式典が執り行われ、約五百人が参加しました。

 至誠館は昭和48年10月10日、武士道精神の復興と青少年の育成のため、内苑の教化施設として開かれた総合武道場で、弓道、柔道、剣道、鹿島の太刀と柔(やわら)・合気道、そして武学を行っています。

 10月8日午前9時、開設五十周年記念奉告祭が九條道成宮司以下至誠館運営委員、宇田川哲哉館長以下門人ら約400人が参列して行われました。つづいて外拝殿で師範による演武が、中庭で館長による祓太刀(はらいのたち)が奉納されました。

 

※記事抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、[崇敬会にご入会下さい]

・[明治の気概]福島安正 岡田幹彦(日本政策研究センター主任研究員)
・[明治の気概]福島安正 岡田幹彦(日本政策研究センター主任研究員)

 

福島安正

国を離れてみて祖国日本のことが初めてわかる。将来もまた永遠に負けないような日本をいかに築き上げてゆくかを真剣に全身で感じ取ってもらいたい。

 

 日露戦争が行われる前、わが国が欧米からまともに相手にされなかった時代に、今日知る人は少ないが世界にその名を鳴り響かせた人物がいた。福島安正陸軍中佐である。福島は明治二十五年から翌年にかけて、零下五十度の極寒期のシベリアを踏破した。それは欧米人ですら為し得ない世界中を驚嘆させた快挙であった。

 

※記事抜粋です。『代々木』をお読みになりたい方は、[崇敬会にご入会下さい]