5月2・3日に「春の大祭」が行われます。
祭典では、世界平和を祈る昭和天皇の御製(ぎょせい)からつくられた神楽「浦安の舞」が舞われます。
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5月2日(火) 午前10時 春の大祭 第一日の儀 5月2日(火) 午後2時 春の大祭 第一日夕御饌の儀 5月3日(水・祝) 午前10時 崇敬者大祭
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大祭期間中は、「舞楽」や「能・狂言」などさまざまな伝統芸能が奉納されます。本年は4年ぶりに神前舞台を設けての奉納となります。
※雨天の場合、奉祝行事等場所が変更になることがあります。
- 奉祝行事(予定)
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4月30日(日) 午前11時 舞楽 於:神前舞台 5月2日(火) 午前11時45分 能・狂言 於:神前舞台 5月2日(火) 午後3時45分 邦楽邦舞 於:神前舞台 5月3日(水・祝) 午前9時 弓道大会 於:武道場至誠館第二弓道場 5月3日(水・祝) 午前11時30分 郷土芸能 於:第二鳥居(大鳥居)前特設舞台 5月3日(水・祝) 正午 三曲 於:神前舞台 5月3日(水・祝) 午後2時30分 薩摩琵琶 於:神前舞台
4月30日(日) 午前11時 舞楽 神前舞台
奉納/楽友会
※写真はイメージです
「振鉾」
振鉾(えんぶ)は、周の武王(ぶおう)が殷の紂王(ちゅうおう)を討って天下の平定を誓ったさまをかたどったものといわれ、舞楽会(ぶがくえ)の最初に舞われるのを例とし、天地の神々や先霊をまつる意味があるとされています。
左右の舞人一人ずつが舞台に登り、笛と太鼓 および 鉦鼓(しょうこ)だけの伴奏により舞います。
「賀殿」
仁明天皇の承和年間(834~848)、遣唐使判官藤原貞敏が、唐の琵琶の名手と名高い廉承武(れんしょうぶ)に琵琶の教えを受け、琵琶の譜面を日本に持ち帰り、その琵琶譜から、和邇部太田麿(わにべのおおたまろ)が笛の譜を作り、林直倉(はやしのなおくら)が舞を作ったとされています。
「蘇利古」
舞人は顔に雑面(ぞうめん=和紙に絹を張り、墨で幾何学模様の顔を描いた長方形の面)を付け、白楚(ずばえ)を手に持ち、襲装束(かさねしょうぞく)の諸肩を脱いで舞います。舞台上で舞が終わると楽が止まり、無音の中を舞人が降台します。
「長慶子」
源博雅(980年歿)の作といわれている名曲で、慶祝の意を表す曲とされ、慣例として舞楽会の結びに奏されますが、曲だけで舞はありません。
5月2日(火) 午前11時45分 能・狂言 神前舞台
奉納/能楽協会
※写真はイメージです
半能「胡蝶」
奈良の三吉野の僧(ワキ)が都を訪ねます。
一条大宮の古宮に咲く、色異なる梅の花を愛でつつ、その木の下で仮寝すると、美しい胡蝶の精(シテ)が現れ、早春に咲く梅の花に縁の無い身であったが、僧の妙典の功力により梅花に戯れることができたことを喜び、舞を舞い、夜明けの霞に紛れて消え失せます。
狂言「悪坊」
近江を旅している僧は、酔った男に呼び止められ道連れとなり、男の定宿に連れ込まれます。
男は刀や長刀を置き横になり、僧に腰を揉ませるうち、ぐっすり眠ってしまいます。
宿の主人から、男は六角殿の悪坊と言う評判の乱暴者だときき、慌てて逃げ出そうとしますが・・・。
■胡蝶
【シテ】和久荘太郎
【ワキ】村瀨 提
【笛】髙村 裕
【小鼓】鳥山 直也
【大鼓】安福 光雄
【太鼓】金春惣右衛門
【後見】朝倉 俊樹
【地謡】小倉健太郎 當山 淳司
金森 良充 金野 泰大 今井 基 藤井 秋雅
■悪坊
【シテ】山本 則重
【アド】山本 則秀 山本 凛太郎
【後見】若松 隆
5月2日(火) 午後3時45分 邦楽邦舞 神前舞台
奉納/日本舞踊協会、長唄協会
※写真はイメージです
長唄「老松」
文政3年(1820)、四世杵屋六三郎の作曲で、謡曲の「老松」に取材し、曲名が示す通り松にちなんだ風物が表現されます。渋さ、華やかさがうまく配分されていて、格調の高さの中に洒落た雰囲気も楽しめます。踊り、演奏ともに技巧が要求され、それが聞きどころ、見どころとなっています。
長唄「蓬萊」
嘉永5年(1852)頃の四世杵屋六三郎の作曲です。蓬萊とは古代中国の伝説にある仙人の不老不死の霊山のことで、めでたい内容からお祝いの場などでよく演奏されます。短い曲ながら、曲調が変化に富んでおり、上品さと華やかさのそれぞれの踊り分けの妙味を味わうことのできる演目です。
■老松
立方 花柳 静久郎
■蓬萊
立方 坂東 冨起子
【唄】芳村 伊四郎 芳村 金四郎 杵屋 巳津二朗
【三味線】芳村 伊十冶郎 杵屋 正叡 芳村 伊十寿冶
【立鼓】望月 彦十郎
【太鼓】堅田 新十郎
【大皷】堅田 喜三郎
【脇鼓】望月 左喜十郎
【笛】福原 寛
5月3日(水・祝) 午前9時 明治神宮奉納遠的弓道大会 至誠館第2弓道場
奉納/東京都弓道連盟
※写真はイメージです
5月3日(水・祝) 午前11時30時 郷土芸能 第二鳥居(大鳥居)前特設舞台
※写真はイメージです
和太鼓(港支部・TIAKO-LAB青山)
川越氷川祭の山車行事(川越支部・岸町囃子連)
5月3日(水・祝) 正午 三曲 神前舞台
奉納/日本三曲協会
※写真はイメージです
琴古流尺八「吾妻の曲」
九州の虚無僧寺・博多一朝軒の曲で明治初年、吉田一調によって琴古流に取りいれたものと伝えられており、神社祭礼時に演奏された曲で、西国にいて吾妻の地への憧れを表現したものといわれています。
現在では替手が手付けされ二重奏での演奏が主流となっております。
今回の演奏楽器の尺八は本手が本来の長さの一尺八寸管で、替手は長管の二尺管による人間国宝・山口五郎手付けの二部合奏で演奏いたします。
生田流箏曲「明治松竹梅」
大阪の菊塚与一(1846~1909)によって作曲された明治新曲です。
高低二部の箏による手事物形式の曲で高音の調絃は市浦検校のオルゴール調子にヒント得た特殊な物です。
1・2首は明治33年の勅題「松上鶴」への明治天皇、昭憲皇太后の松を詠んだ御製・御歌より、3首は明治34年の勅題「雪中竹」への明治天皇の御製、そして4・5・6首は明治35年勅題「新年梅」への明治天皇・昭憲皇太后、大正天皇・貞明皇后の御製・御歌になります。
今回は前歌の1首目、手事、後歌の4・5・6首を演奏いたします。
■琴古流尺八「吾妻の曲」
竹盟社社中 15名
■生田流箏曲「明治松竹梅」
米川 文子社中 17名
5月3日(水・祝) 午後2時30分 薩摩琵琶 神前舞台
奉納/友吉鶴心
※写真はイメージです
「大楠公」
後醍醐天皇に忠誠を誓い、鎌倉幕府軍と戦い抜いた楠木正成の最期を物語った作品です。
■大楠公
作詞作曲:鶴田錦史