御肖像と御召物

 

本展「御肖像と御召物」は、今に伝わる明治天皇の御肖像や御召物を通じて御在世中の御姿を偲ぶ展覧会として企画しました。

殊に、明治21年制作の御肖像は、当時東京芝公園内にあった弥生神社行幸の際、イタリア人画家エドアルド・キヨッソーネに密かに拝写させたものを写真師の丸木利陽(まるき りよう)が写真として完成させたものであり、明治天皇の御姿としては最も有名な一葉として紹介しております。加えて本展では、御肖像の中で御召しのものと同型の装束や関連品を展示しております。

明治という激動の時代、「国安かれ民安かれ」と国づくりに勤しまれた明治天皇の御姿をこれらの品々を縁(よすが)に振り返る機会となれば幸いです。

明治神宮では、会期中の7月30日に明治天皇百十三年祭を斎行します。

 

【主催】明治神宮

【協力】(一財)明治神宮崇敬会

 ※崇敬会会員は無料で入館いただけます

【会場】明治神宮ミュージアム

【期間】令和7年7月12日(土)~令和7年9月28日(日)

【開館時間】午前10時~午後4時30分(入館は閉館の30分前まで)

【休館日】木曜日

【入館料】一般 1,000円 高校生以下・団体 900円

 ※小学生未満無料

 ※小学生以下の入館は保護者の同伴が必要です

 

「御肖像と御召物」出品目録はこちらから

皇后のまなざし

 

明治という時代は開国以来さまざまな変遷をへて近代国家への大きな一歩を踏み出した時代です。昭憲皇太后は幕藩体制の終焉により未曾有の国難の中、嘉永3年(1850)の御生年、明治元年(1868)に明治天皇の皇后となられ、国民の先頭に立ち国造りに精励される天皇を内よりお支えになり、宮中の伝統を守りつつ、皇后のお立場から我が国の近代化にお力を注がれました。

本展は、新しい時代の皇后として女子教育の振興や社会福祉、殖産興業の一端を担った洋装の積極的な導入等、今日の皇室にも受け継がれている昭憲皇太后の御事績の数々を、明治神宮所蔵のおゆかりの品々をとおして紹介いたします。

 

 

【主催】明治神宮

【協力】(一財)明治神宮崇敬会

 ※崇敬会会員は無料で入館いただけます

【会場】明治神宮ミュージアム

【期間】令和7年3月29日(土)~令和7年6月22日(日)

【開館時間】午前10時~午後4時30分(入館は閉館の30分前まで)

【休館日】木曜日

 ※令和7年5月1日は開館

 ※令和7年4月26日~5月6日 宝物殿 特別公開 【10:00-16:00(入館は15:30まで)】

【入館料】一般 1,000円 高校生以下・団体 900円

 ※小学生未満無料

 ※小学生以下の入館は保護者の同伴が必要です